喋るでっかい焼き鳥
それではレベルシンク戦闘開始。
これより物語を大きく進展させるぜー。
再び来たぞハーム島。エレンヴィルがいるの何か不思議な感じ。
エレンヴィルがここから歩いていくぞと言ったら、ウクラマトがこんな大きな流氷はヨカ・トラルにも負けてないと感激してた。
白熊は美味しそうだって。可愛いじゃなくて美味そうなのか。食うのか。
エレンヴィルが襲いかかってこない奴には手を出すなと注意する。目的は危険生物の討伐だから。
……その白熊襲ってきたような気がするな?
ウクラマトは分かってると頷き島の向こうを見上げた。エーテルの湧き上がる島。エレンヴィルが彼女の隣に並ぶ。
エーテルが湧くのは島のずっと奥の方。イカがいる辺りね。
ウクラマトがエレンヴィルが何でも知ってるなあと感心する。グリーナーだから情報通だよね。
知の都の近くにこんな場所があるのはコーナ兄さんからも聞いてなかったとウクラマトは話す。
さっきからちょいちょい固有名詞出してくるね。それだけこの2人は親しいんだな、幼馴染だものね。
エレンヴィルはあの人もこんな所までは来てないだろうと答えた。エレンヴィルはコーナ兄さん知ってるのね。ラヴイリンソスくらいは見学出来たかもしれないらしい。
ウクラマトはラヴイリンソスの事知ってた。街の地下にある空洞。作り物の空が広がってる。
この後、シュッと行ってシュッと帰ってこようか?ラヴイリンソス。
ラハ君が私と顔を見合わせて首を傾げた。我々会話に置いてきぼりですよね。
ラハ君がコーナ兄さんという人はこっちへ来た事があるのか?と尋ねた。
コーナ兄さんはウクラマトの2番目の義兄でちょっと前までシャーレアンに留学してた。
終末で慌しかった頃に留学してたのか。強いな。
トライヨラに帰って来た途端にあちらの先進技術はすごいとまくし立てるからウクラマトも来てみたかった。多分その先進技術の一部はレポリットだと思うよ。方舟も見たのかな。
兄さんは魔法大学に通ってた。ラハ君が驚いて魔法大学の学生だったのなら優秀な人なんだなと言った。あそこ優秀じゃないと入れないからな。
ウクラマトの義兄なら王子なのに噂になってない。異国の王族が留学に来てるのならもっと噂になっても良さそうなのに、お忍びで留学したのかな?
ウクラマトが身分は伏せてたと話す。厄介な事にならないように。やっぱりな。
コーナ兄さんも養子で見た目はミコッテ。だから言わなきゃバレない。
すいませんそのお兄さん紹介して貰っていいですか?
1度口を滑らせて教授に質問攻めにされた。意外とうっかりさんだな兄さん。
ラハ君がめっちゃ頷いた。
「その時の様子が目に浮かぶよ。オレだって教えてもらいたい事ばっかりだ」
魔法大学ウロウロしてたら会ってたかもしれないんだな兄さん。オスッテを探せ。
この狩りを通じて自分の事を知ってもらいたいとウクラマトは話す。普通にこうしてお喋りしてた方が知る事が出来ると思うけど。
この先に調査に来てる研究者がいるから状況を確認しようとエレンヴィルが言った。
IDと同じ地図なのにIDじゃないんだな。
エレンヴィルは戦わないんかい!タンクのウクラマトがいると敵視こっちに来ないから便利ね。
研究者が羊とか鹿に襲われてた。普段温厚な動物なのに荒ぶってるのは確かみたいね。
点検中の研究者に星を救った冒険者に会えるのが驚きだと言われた。
依頼されればどこにでも行く冒険者兼職人が私です。
依頼者は貴女じゃないのね。
崖を渡ったら依頼者の女性研究者がいた。
見慣れない魔物が来てから動物達がおかしくなった。
扉の向こうの獣達、ウクラマトがアタシ1人で十分だって言うから眺めてたら1人で全員ぶっ飛ばしてた。楽だな。
鉤爪で襲われた魔物の死骸と散らばった羽があった。
ウクラマトは獣は何でも食べ物らしい。焼いて食べるか生で食べるかって言ってた。生は嫌だから焼いて欲しい。
茶色い落とし物があった。……うんこ💩だね。
したばかりのうんこだったからまだ近くにいるっぽい。
うんこ調べてたら獣に襲われた。縄張り荒らされたから怒ってるみたい。荒らしたの私じゃないし。
これまでに分かった事を報告に戻る。
エレンヴィルが報告してる間、1人離れて辺りを見回してたウクラマトの所に獣が飛んでくる。
たくましい翼に鋭い鉤爪。探してた魔物。ウクラマトはアタシの獲物だと嬉しそう。羽の色が違うような……。
その獣を極彩色の鳥みたいな獣が飛んできて掴む。大きいね。
ジャイアント・コリブリ「ナンダコイツハ!ナンダコイツハ!」
コリブリかぁー。声のぶといね。
ウクラマトは喋った事に驚く。まあコリブリなので喋りますよ。
ジャイアント・コリブリは滝の方に飛んでった。
エレンヴィルはここで研究者達の安全の確保。我々はコリブリ退治。
ウクラマトびっくりしたまま動かないけど大丈夫?喋る鳥に驚くなんて可愛い所あるのね。
円状のステージにコリブリがいた。また落ちそうな所を戦いに選ぶわね。
さっきのはビビった訳じゃない、いきなりだったから少し驚いただけと言い訳するウクラマト。
喋る鳥を見た事ないならそういう事もあるよね。
「それ、一緒じゃないか?」
最近ラハ君のツッコミが冴えわたってる。
いい加減腹も減って来た所だからとっとと片付けて飯にしようぜとウクラマトは斧を構える。
焼き鳥よー!
「ビビッタワケジャネェ!ビビッタワケジャネェ!」
焼き鳥が喋った。
「うるせぇクソ鳥!丸焼きにしてやんぜ!」
ウクラマトって火の魔法使えるのかな?私がファイガでこんがり焼こうか?ラハ君も使えるけど。
コリブリだけあって弱かったわね。
戦士の鎖って救出にも使えるんだな。初めて知った。
もう終わりか、やっと体が温まって来たばかりなのに、と話すウクラマト。
言葉は威勢がいいけどその右手が震えてる事にラハ君は気付いた。ウクラマト、もしかして実戦経験あまり無い?というか大きな強敵と戦った経験が少ないのかな。
雑魚の時は強かったものね。狩りには慣れてても戦闘には慣れてないのかもしれない。
ラハ君が見事な斧さばきだったと褒めた。タンクがいると便利。それは本当。
ラハ君が私の顔を見たから頷いた。
「ま、まあな。この程度は……当然だ!」
ウクラマトが腕を組む。私達の動きもめちゃくちゃ良かったから狩りに来て正解だったとウクラマトは嬉しそう。
私たまにぼっ立ちしてましたけど。
ウクラマトの後ろの焼き鳥が起き上がった。ウクラマトは気付かずに喋り続ける。トラル大陸にも似たような鳥はいるけど大きさが違うしあんないやらしい技も使わない。
焼き鳥が起き上がったのに気付いたのは私とラハ君だけ。
「イヤラシイ……!イヤラシイ……!」
野太い声が響く。
「だよな?でなかったら、もっと簡単に……」
焼き鳥の声に答えるウクラマト。後ろ後ろー!
振り返ってびっくりするウクラマト。武器を構える私とラハ君。
「私に任せて!」
クルルの声がする。筆をくるりと動かすとモーグリが出て来て焼き鳥を攻撃。焼き鳥は倒れた。
ピクトマンサーもうここで出てくるの!?
クルルは遅くなってごめんなさいと謝る。
エレンヴィルが研究者達を避難させた所にクルルが来たから状況説明しつつ連れて来たと説明する。
クルルがにっこり笑う。可愛い。
ラハ君が準備とはこれの事だったのかと言った。
クルルは頷いて、継承の儀の話を聞いた時に自分も参加できたらと思ったと話した。
それに足る実力がある事をこの討伐でウクラマトに示したかったけどすっかり出遅れたと残念そう。
焼き鳥にトドメ刺したのクルルだけどね。
ウクラマトはクルルに「い、いやぁ……お前も強いなぁ!おかげで助かったぜ!」と声をかけた。今ぼっ立ちしてたものね、ウクラマト。
役に立てたなら良かったとクルルは笑う。あのクローバーのイヤリングしてるね、クルル。
「で……どうしてまた?」
ラハ君がクルルに尋ねた。
ハイデリンに会う為に星海に潜る事になった時にクルルはサポートを選んだ。誰か1人がサポートに必要だったからね。
クルルの実力は前線を駆け抜けて来た私達に遠く及ばなくなってたからというのが理由。
それが、ちょっと悔しかった。
ウルティマ・トゥーレに送り出す時ももっと戦う力があればと思った。
戦う力があってもあまりいい事ないぞ。
終末が落ち着いた後で隙を見て修練を重ねてた。
アリゼーやサンクレッドや皆も自分の状況や能力を踏まえて戦い方を変えたからクルルも戦い方を見直した。
そんで行き着いたのがコレ。
クルルが筆を構えてダストバニーを描いた。落書きがふよふよ動いてる。
「十二賢者リルムが伝えたという秘術。ピクトマンサーの魔法だったというわけ」
リルムの名前が出て来て泣いてる。リルム、エオルゼアでは十二賢者なのか……。
「ラハくんだって、どんな状況でも誰かさんと冒険できるようにって、こっちでもその戦い方を選んだじゃない?」
タンクやる時は軽減ちゃんと使って下さい。回復が大変です。
「私も一緒よ。置いてけぼりはもうたくさん、ってこと!」
クルル可愛いな。ラハ君が目を閉じた。
「……違いない」
その気持ちは分かる部分も多いんだろうね。
継承の儀はこれまでの冒険とは事情も随分違うのに参加したいのは何故かとラハ君は尋ねた。
そうよね。私も別に参加したいと思わないし。
あ、そうか、クルルはガラフへの手紙を持ってるんだった。だからか。
ウクラマトにガラフへの手紙を見せる。送り主はトライヨラ連王国のグルーなんたらさん。後半は掠れてて読めない。
ウクラマトはすぐにグルージャジャ、トライヨラ連王国の連王で自分のオヤジだと答える。
中身はトラル王国の黄金郷への調査依頼。
連王自らの黄金郷の調査依頼にエレンヴィルが驚いた。
ウクラマトは本物だとすれば大分興味深いと話した。
ウクラマトなら筆跡見たら分かるんじゃないか?クルルも王女である彼女なら本物なのか分かるんじゃないかと手紙を預けた。
「うん、これは連王が書いたもんじゃねぇ」
あっさりとウクラマトは否定した。
トライヨラではトラル公用語という言葉が使われてる。他種族国家でそれぞれバラバラの言葉を使うから共通の公用語を作る必要があった。その際どれか1つの種族の言葉を強制するのではなく世界的に広く使われてる言葉を参考にした。エオルゼア共通語に似てるのもそのせい。
だからお互い意思の疎通には不自由しない。
この手紙は完全に私達の言葉、エオルゼア共通語で書かれてる。オヤジの直筆ならトラル公用語を使うはず。だから偽物。
国章が押された封蝋も付いてるけど、そもそもトライヨラでは使わない。
これは偽物の手紙なの?とクルルが尋ねると、色々言ったけど連王の送った手紙だと答える。
署名は本物だから誰かが代筆したのではないか。
ややこしいわ!まあクルルも連王が書いたものか尋ねただけで連王が送った物かという聞き方はしてなかったかも。
署名が本物なら最初から本物でいいやん。まあこの手紙がややこしい書き方されてるのが良くないのか。
クルルはガラフとトライヨラの間に何らかの交流があったと分かって良かったと礼を言った。
あーそっか。ガラフの痕跡探しに行きたいのね。
「私、おじいちゃんがトラル大陸で何をしたのか、とても興味があるの」
クルルはウクラマトに今後の事を決める為にもまずはあなたの国について聞かせて欲しいと言った。
ウクラマトは喜んで頷いた。元々自分やトライヨラの事を知ってもらう為の狩りだった。
狩りの前にまず話だよなー。
ただし話は焼き鳥を食いながら。やっぱり食べるんかいコリブリ。
「腹も減ったしアツアツの料理を用意しようぜ!」
調理師の私の出番かな?
「……こいつを食うのかぁ」
ラハ君が困り顔。嫌なら食べなければいいと思う。
オールド・シャーレアンへ戻って来た。
クルルは手紙の送り主がハッキリして良かったと話した。あとはガラフが何故これを保管してたのか分かればいい。
ラハ君はクルルの気持ちが分かるつもり。
追いつくのは簡単じゃないけど踏み出さなきゃ始まらない。だったらとにかく一歩前へ。
ウクラマトは色々あったけど楽しい狩りだったからとにかくメシにしたい。
エレンヴィルは獲物も無事討伐して研究者も守れたから依頼達成だと話した。
問題は狩ったコリブリの肉。本当に焼いて食べるのかな?
シャーレアンで肉を持ち込むならラストスタンドしかない。ディコンに話して調理して貰う。
なんでよ。私に調理させなよ。
ディコンに話しかけたら腹が減って仕方ねえという顔をしてると言われた。そんな事ないです。
狩って来た野鳥の肉を調理して欲しいんですけど。
ピッタリのレシピがあるって。教えてくれれば作るわよ。
船乗りから聞いた最新のメニュー。私達の頼みなら何人分でもサービスするって。まあ材料持ち込んだし……。
焼き鳥っていうかなんかちょっとイメージ違う……。
こういう料理って素材の味が大事だと思うんだけど美味しいのかな?
ウクラマトが私達が協力して挙げた最初の戦果だから食おうぜ!と言った。
ウクラマトが肉にかぶりついた。
「うめぇー!」
美味しいのか、良かったね。シャーレアンの料理は不味いと聞いてたけどなかなかいける。
あ、それこの店だけです。他は不味いよ?
エレンヴィルの前にはナンとカレーがある。ゼロ好みのカレーかな、それ。
匂いが辛いとエレンヴィルが言ったら、ウクラマトがいつからそんなにヤワになった?と挑発した。辛い物なんてトラル大陸にもある、と。
それゼロ好みのカレーなら死ぬほど辛いやつだよやめとき。
ウクラマトは横からエレンヴィルのカレーに手を出して食べて、大量の汗を出して沈黙した。
あら、これやっぱりゼロ好みのカレーね。
ラハ君がラザハンではある女性が食べていたのをきっかけに激辛料理が流行ってるとディコンから聞いたと話す。その場に私いたからなー。
ラザハンからシャーレアンに出稼ぎに来てそのまま残ってる人も多いから彼らに喜んでもらう為に真似てみたらしい。
ディコンは商売熱心だな。
ウクラマトが復活した。
「か、辛くねぇ……これくらい辛くなんてねぇ!」
涙声と涙目でそんな事言われても説得力が無いな。
両手にお肉持ってガツガツ食べ始めた。エレンヴィルがそれを見て呆れる。
王女ならそれらしく振る舞ってくれないと連れて来た自分の沽券に関わる。
「ほっとけ!ったくお前はたまに口を開けば文句ばっかり……」
お互い気安い関係なんだろうなー。いいねえ。
「2人とも妙に仲がいいよな。知り合って長いのか?」
ラハ君がツッコミを入れる。幼馴染じゃなかったっけ?ウクラマトが幼馴染だと答える。
エレンヴィルが「違う、昔からの知り合いってだけだ」と否定する。
ラハ君がくすりと苦笑した。
「なるほど、よくわかったよ」
君は一体何を分かったんだい?
クルルがエレンヴィルもトラル大陸出身ならもっと前から色々聞いてたと言った。エレンヴィルは質問攻めに会いたくないから隠してたのでは?
「お生憎様……そういうのが面倒だったから言わなくなったんだ」
やっぱりな。
ウクラマトがエレンヴィルの代わりにトラル大陸について話してくれる。
トラル大陸にはマムージャ族以外にもウクラマトやエレンヴィルのように多くの種族がいて、大昔から異種族間の争いが絶えなかった。
80年前に現国王の連王グルージャジャがトラル大陸の全種族を統一し国を興した。
それがトライヨラ連王国。反対する種族いなかったのかな?
その後戦争とは無縁な平和な世界がずっと続いて来たけど、80年立てば最強の連王も年を取ったから王位を譲る為に継承の議を執り行う事になった。
参加出来る王位継承者はウクラマトを入れて4人。少ないね??
それぞれ参加を許された理由はあるけど中には王位に就けちゃならない人もいる。誰だろ。さっきの兄さんは王位継承者なの?
ウクラマトが悲しそうな顔をして黙ってしまった。
それを見てエレンヴィルが候補者の中に1人野望を秘めた者がいると続けた。
その後はエレンヴィルが説明する。
ガレマール帝国が崩壊した報せはトラル大陸にまで届いた。その者はそれをいい機会だと考えて領土拡大を狙って外海へ打って出るべきだと言ってる。
また戦争になるのは嫌だよ。
せっかく連王が皆を1つにまとめて平和にしたのに領土拡大しようとしたらまた戦争が起こるとウクラマトが続ける。
うーん。1つにまとまるのに反対意見なかったのかな?連王が最強だったのなら力で支配してるだけで平和だと思ってるのは連王側の人間だけで裏ではごちゃごちゃ色々あるのかもね。
それでその野望を持つ人はその裏でごちゃごちゃ不満持ってた人なのかもしれない。
領土拡大目指すって事は今の土地は狭いとか暮らしづらい部分があるって事だもの。
ガレマールだって土地が豊かだったのなら多分侵略戦争やってないし。元々土地を追われて痩せた土地に追いやられたから、土地を取り返そうと戦争おっ始めたんだよな。
土地戦争は小さくても大きくても色々あるんだよ……(※ハウジングM土地当たらない)
ウクラマトはとにかく戦争を望んでいないみたい。誰だってそうよね。
ウクラマトは何としても継承の儀に勝って今の平和なトライヨラを維持してみせると誓った。
コレ絶対話進めるうちに今の連王国に対する不満勢力出てくるんだぜ。連王に無理やり制圧された種族とか。絶対そうだぜ。
ラハ君は王を決める大事な儀式に異国の人間の参加は許されるのかと尋ねた。
多くの種族が暮らすトラル大陸の王にはそれらをまとめあげられる力量が求められるから問題ない。
異国人だろうが協力者を自由に集める事を連王自身が積極的に推奨してる。
それで私に会いに来た。エレンヴィルから聞いてた以上の腕前もあるけど、狩りを通じて信用できる奴だと感じた。
貴女がタンクだからと戦闘サボってた私を信用するとは大物だな。
改めて彼女がトライヨラの王となる為に力を貸してくれと言われた。
悩んだ。
「……ま、すぐに答えられるわけねぇよな」
報酬の話をしてくれればすぐに答え出します。
他の王位継承者に勝つには私が必要だから儀式に間に合う限りいくらでも待つとウクラマトは言った。
ここで焼き鳥の食べ具合を確認。
ウクラマトは何本も食べてる。
私とエレンヴィルは一口ずつ食べてる。
クルルは何口か食べてる。
ラハ君だけ一切手をつけてない。流石。
クルルはバルデシオン分館にウクラマトの部屋を用意するからこちらに滞在する間はそこでゆっくりしてほしいと言った。
ウクラマトは遠慮なく使わせてもらうと礼を言う。ウクラマトがチラリと肉に目をやった。
「あ、残った肉、持っていってもいいか?」
どうぞどうぞ。多分貴女以外は誰も食べない。
エレンヴィルが頭を抱えてラハ君が大笑いした。
ラハ君はさっきのウクラマトの反応を見る限りトラル大陸にはゼロの好きなカレーほど辛い物はそうそうないみたいだからちょっと安心だと言った。
あんな激辛カレーがそうそうあってたまるか。
エレンヴィルはトライヨラの未来に懸けるウクラマトの想いは本物だと話す。ちゃんと褒めるじゃん。
「王の器かどうかは俺には分からないけどな」
そこは苦言言うのね。引き受けるかどうかは私にゆっくり考えて欲しい。
彼はギルドシップに依頼完了報告をしてくる。
「王女様が肉だメシだと急かすから順番が逆になったがな」
いちいち一言多いなエレンヴィル。文句ばかりだって言われるはずだわ。
また後でバルデシオン分館にも顔を出すって。
2024年2月12日