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「コルシア島の決戦」 ―光を祓うために

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※前回の投稿を加筆修正のうえ、こちらにまとめ直しました。



「星見の間」に、水晶公が皆を集めた。
かつての仲間たち、そして共に旅を続けてきた同志たち。
いよいよ、最後の大罪喰いを討つ時が来たのだ。

討伐した大罪喰いは、すでに4体。
ノルヴラントの大地から、過剰な光は払われつつある。
残すは、コルシア島――そこに残された、最後の大罪喰い。

「その地を治める者の居場所は、きっとリーンが見つけてくれるだろう」
水晶公の言葉に、誰もがうなずいた。

アリゼーは言う。
「あいつを倒せば、放たれていた光が断たれる。
 多くの罪喰いがこの地に留まれなくなるはず。
 命が、また少しずつ、未来へ歩き出せる……」

アルフィノも静かに続ける。
「私たちにできる最大限の協力は、その門出を見届けることだ」
そしてウリエンジェは、
「それは第八霊災を防ぐことにも繋がる。未来を繋ぐための最善手です」と語った。

だが、その場に現れたひとりの影――エメトセルクは、違う視点を示した。

「お前たちは確かに善良だ。だが、救えるのは“今”だけ。
 未来を変えることなどできはしない。
 ……それが、短命で脆い命の限界だ」

彼は語り出す――かつて一つだった世界、ゾディアークとハイデリンの相克、
そして14に分かたれた世界の誕生と、失われた“完全な存在”の記憶を。

ハイデリンの一撃は、ただの力の衝突ではなかった。
それは存在そのものを分断する力――魂をも、知性をも半分に切り裂くような、
恐るべき神の力だった。

その結果、世界は14に砕け、人々は弱く、脆く、愚かになった。
アシエンの視点から見れば、この分断された世界に生きる者たちは、
“なりそこない”にすぎないのだという。

「統合のたびに犠牲が出る……」
ヤ・シュトラは反論する。
「それを無視して賛同するわけにはいかない」

エメトセルクは肩をすくめる。
「不完全な命がもたらす悲劇は、霊災よりも酷だとも言える。
 だが、それも視点の違いだ。私は……“不完全”な命を、生きているとは思えない」

だがその彼も、期待を寄せる者がいた。
7度の統合を経た、原初世界の命を持つ存在――「英雄」である私たちだ。

「痛みを乗り越え、より悲劇の少ない道を選べる者がいるのなら……
 私はそろそろ、見つけたいと思っているんだ」

最後に彼は言った。
「罪喰い討伐をやり遂げてみせろ。
 お前たちは弱くない……その証を立ててみせろ」
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