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極ホントウノシンジツ

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こんにちわ!稀代の考古学者エルルです。
えぇ、アモンさんのテンパードにはされてません。大丈夫です。

本日はここドラヴァニア雲海の手紙の家が待ち合わせ場所ということで、一足早くここで浮いてます。えぇ浮いていますよ。だって下にはMobがうようよしているんだもの。飛べるって本当にすばらしい。

さて皆様の言いたいことはわかっています。全部わかっていますとも。
何でこんな待ち合わせに不便なとこを選んだの?なんて小さいことは気にしないでくれているのも、よーくわかっています。

えぇ、そうなんです。そもそもこの話って高地ドラヴァニアの観光特集の取材をしているんじゃなかったの?って言いたいわけですよね。そこドラヴァニア雲海じゃん、高地ドラヴァニアじゃないじゃんって。わたしもね、話の流れでここから説明するほうが都合がいいかな、なんて思ってついつい雲海を待ち合わせ場所に選んじゃったわけですよ。ですから本当に良かった。皆さんがこんな小さいことを気にしない大きな器を持った光の戦士達で本当に良かった。そう思っているしだいです。

では、そんな小さなことはさておきマエセツを。これからの話は皆様が本業とされているメインストーリー内でのネタばれをかなり多めに含んで参ります。ネタばれを気にされる方は「戻る」のボタンを、ネタばれを気にされない方もしっかりとディフェンダースタンスを保って読み進めるようお願い致します。また受け流し特化して読み進めてきて下さった方々には謝らないといけないことがございます。知ってましたか?妄想って魔法攻撃だったんですよ。そこはほんとうにごめんなさい。



高地ドラヴァニアの時と同じ質問になってしまいますが、ここドラヴァニア雲海に到達した時のことを鮮明に覚えていますでしょうか?

わたしはといえば・・・そう、言わなくてもわかりますよね?皆さんと同じ気持ちですよ。えぇ、わかります。ほんとうにあの白いクポクポどもを1匹残らずハウスの庭で火あぶりにしてやりたい、それしか考えられない、そうでしょう?

わたしも本業のほうではピュアホワイトエルルなんて呼ばれて、元気の良い挨拶、控えめなクルセ、失敗したときはドンマイドンマイなんて言いながら、回復がんばるから攻撃がんばって!みたいなかんじでうまく世渡りしているつもりですけどね、こればっかりは全STRで忠義剣にしてプロテス待たないでもいいからとっととこの白いクポクポどもをダッシュで1匹残らずまとめて頂きたい、そんなタンクさんがいたら一生着いて行きたい、それがここドラヴァニア雲海の印象です。

おっと、そうこうしているうちに記者のカレンちゃんが到着したいみたいです。

「おまたせエルルー!今日もよろしくね!あれ?どうしたの?顔色が変だよ?」

「おはよーカレンちゃん。え?そう?」

「うん、なんか蛮神バハムートがテラフレアを撃つ前みたいな顔してたよ?」

「・・・・・。そ・・・そう、今ちょうどテラフレア撃てたらいいなって思ってはいたけどね・・・一体どんな顔だったんだろ・・・」

「あはは、冗談だよ!で、今日は遺跡のお話をしてくれるんだったよね?」

「そう、この場所にわざわざ来てもらったのはね、わたしが初めてこのあたりの遺跡に違和感を感じたのがきっかけで、考古学者として詳しく調べるようになったからなの」

「違和感?どんな?このあたりの遺跡って1200年前だっけ、ヒトと竜が融和の時代になって作られたものって把握しているんだけど、まあ戦争が始まって千年も経っているんだし、ボロボロなのも当然よね?」

「じつはわたしには、いまだにヒトと竜が平和に暮らしていた時代の風景が見えないの」

「え?どういうこと?エルルにも見えなかったらわたしになんて到底見えないよ、誰も見たことのない風景を見せてくれるって思ってたのに・・・それともそうじゃない風景が見えるってこと?」

「うん、ごめん。まだ良く見えないっていうのが正しいかな。ヒトと竜が平和に暮らしている風景を見たいと思っているのはわたしも一緒。でもね・・・まあ順を追って話しましょう」

「うん!エルルのおかげでわたしには想像もつかないすごい景色が見えたんだもん、焦らずにゆっくり話してね、わたしにも見えるように」

「ふふ、ありがとう。今回はね、全体を見る前に一つ一つ見ていきたいの。まずは・・・この手紙の家、ここは恐らく住居だったんだと思う。集落のようなものね。」

「うんうん、家らしい建物が数軒あるよね」

「そう、そしてこの集落の入り口には大きな門があるの」

「立派な門だよね、装飾もしてある」

「そう違和感の始まりはこれなの。いい?門っていうのは何故作るのかわかる?」

「うーん、入り口ってことだよね・・・ここから出入りして下さいね、みたいな」

「うん、それが目的なのは確かだよね。でも答えはそういうことではなく、門というのはね、四方が壁などで囲まれていないといけないものなの。四方に何も無かったらどこからでも入れるから、門なんて作る手間だけかかる無駄なものだよね」

「あ!なるほど、そういうことか」

「そう、普通はね外敵から身を守る為に四方を壁で囲み、入り口である門を作るの。もちろん門という文化を考えると装飾的な意味で無意味に門を作ることだってあるとは思うけどね」

「そうか、平和だったとするなら変だよね、何から身を守ったんだろう」

「一般的な解釈では、ヒトと竜の融和の時代をあまり快く思っていなかった勢力、つまり邪竜の眷属と聖竜の眷属による小競り合いのとばっちりを受けないために・・・と考えることはできるわね」

「うんうん、それって今も続いているよね・・・、たしかにそのそばで暮らしている人からしたら迷惑だとおもう」

「でもね、それでは少し納得がいかない部分もあるの。邪竜と聖竜の小競り合いは、人が裏切りを起こした1000年前に始まったものと考えるのが普通じゃない?人に対して復讐しようとする邪竜と、静観を貫く聖竜との間に溝ができたのもその時から・・・と」

「そっか、この建物が1200年前の融和の時代に造られたものなら、まだ小競り合いは起きていなかった・・・それでもこの住居にこんな頑丈な門を作る理由があった・・・」

「それを考える前に、もう少し良く門を見てほしいの。この門は鍵穴のような形をしているよね。ヒトの為の扉にしてはすごく大きいサイズだと思う。でも住居のほうはどう考えてもヒトの為のサイズに見える」

「そうだね、これを開け閉めするの絶対大変だよね」

「うん、門といっても扉の無い門だってあるの、それなら大きいのもわかる。見栄っ張りな地主が建てたんだろうなって。でもこの門には扉があるの。扉っていうのはさっきの理屈で言うと何故作られているかわかる?」

「そうだなぁ・・・あるからには閉める為にあるんだと思うけど・・・」

「そう、そのとおりよ。扉は閉める為にあるものなの。どうして閉めるかというと、意思表示の意味があるからだと思うの。もちろん防御の意味もあるけど、それなら壁を乗り越えることだって空から進入することにだって備えなければいけないけど、そこまではしてないみたいだしね」

「意思表示か・・・」

「うん、つまり今はあなた方とは閉ざしていますよ、という類のものかしらね。要するに平和といっても手放しでお互いを信頼していたわけじゃないってことだと思う。最悪の推測としては、閉ざされていた・・・つまり隔離されていた可能性もあるわね」」

「そうなんだ・・・わたしはてっきり融和の時代の200年間はヒトと竜が楽しく暮らしていたんだとばかり思ってたよ・・・」

「まあそうじゃないとは言い切れないけど、信頼を置くまではいっていなかったのかもね。ところで、この門だけど、ヒトの力で開け閉めできると思う?」

「少なくともわたし一人じゃ無理そうだね・・・ここの門番はよっぽどの力持ちだったみたい」

「でしょうね・・・。この門の開け方を話す前に少し話しておくと、高地・雲海・そして皇都イシュガルド、この三つの地域の建造物には同じ特徴が見られるわ。それは真ん丸い門と鍵穴のような形の門、このいずれかを門の形に採用している点なの」

「へぇ・・・でもイシュガルドの人が融和の時代に高地や雲海で建物を建てたのなら、それはおかしくないよね?」

「うん、言いたかったのはどこからか違う種族が来て建てた可能性は低いって言うことだね。これらの建造物はすべてイシュガルドの民が作ったということ。外部のものじゃなくね」

「なるほど、そういう可能性も考えないといけないのか・・・考古学って奥が深いね。でもその可能性はないと」

「うん、ただわたしにはね、融和の時代に作られたと思われるこの建造物は、竜詩戦争以来、異端者達が建てた不浄なる建造物として、イシュガルド正教に忌み嫌われるような扱いを受けているの。なのに自分たちの皇都を守る門が、同じ鍵穴型の建築様式をしていることにものすごく滑稽さを感じるわ・・・」

「イシュガルドの門かぁ・・・ちゃんと見たこと無かったなぁ、今度見て見よう」

「さてと、少し場所を移しましょうか、高地ドラヴァニアから低地ドラヴァニアに入るところに、門が建てられているよね?そこに行って見てみましょう」

「わかった!今の時代は便利だよね、テレポでピューンだもんね。じゃあテレポ!今回はわたしが連れて行くよ!しっかりつかまってて!」

「あ、カレンちゃん・・・PT組んでない・・・。行っちゃった・・・テレポ」

「あ、ごめんごめん!先に着いちゃった!w 戦闘も無かったしPT組むの忘れてた・・・」

「あはは、いいのよ。ほら、もう見えてきた、あの門だよ」

「これかぁ・・・わたしこの門なんてぜんぜん気にしないで低地ドラヴァニアに入っちゃったよ。ううん、もし気にしていたとしても低地に入った瞬間うじゃうじゃ沸いてたあのMob見たらきっと忘れちゃうよ!」

「あぁ・・・そういえばいたねぇそんなMob・・・で、えっとね、この丸い門は開いてるからいいんだけど、どうやって開け閉めしてたんだろうって言う話だよね」

「そうそう、力で開くようなものじゃない気はするんだけど・・・魔法とか?」

「カレンちゃん今までこういう丸い門を何かしらの力で開けた経験ない?」

「丸い門・・・どっかであったような・・・あ!何かしらの力・・・で思い出した!どこだったっけ、魔導なんとかって言うスイッチに乗って開けたことがある!」

「そう、ゼーメル要塞の中だよね。ゼーメル家は知ってるよね?竜の因子を色濃く受け継いでいることも。この要塞はゼーメル家が対竜用に天然の洞窟を要塞化するために最近作り始めたものなんだけど、その工事の途中で妖異が封じられていた封印を誤って解いてしまったようなの。それで工事を中止しているところに今度は帝国軍が侵入して一時占拠してしまった。そのときに恐らく魔導の力を用いることで門の開閉が可能なことを突き止め、更なる侵入者へのトラップとして残したと考えられるの」

「ちょっと待って、魔導の力が必要な門がなんで要塞の中にあったの?ゼーメル家はその門を開閉できたの?自分たちに扱えないような設備を作るわけがないし・・・」

「鋭い所に気がついたみたいだね。まず魔導の力というのは、古代アラグ帝国時代の魔科学を現代に蘇らせたような力だというのは知ってるよね。それによって開閉する門が何故あんなところにあるのか。これにはいくつか説があって、一つは天然の洞窟にこの門が最初からあったとする説。この洞窟には妖異が封じられていたわけで、魔科学に似た魔導・妖異と来れば、古代アラグ帝国時代の洞窟であった可能性は大いにあるの。」

「そんなところを掘り当てちゃったのか・・・」

「災難だよね・・・。もうひとつの説はね、すごく複雑なんだけど、あのタイプの門は今でもごく閉鎖的な領域において今でも使用されているということ。つまりゼーメル家はあの門を作り、開閉できたということ。」

「ちょっと待ってよエルル。じゃあゼーメル家は帝国と通じていて魔導を使えたってこと?それって事件だよ・・・!」

「いや・・・それならまだそのほうがいいくらいよ。説明が付くくらい単純なことなら価値は無いの、この業界ではね。それが例え政治的な問題を含んでいたとしても、わたしには興味が無いわ。・・・何故ゼーメル家があの門を扱えるのか、魔導に匹敵する力を必要とし、ヒトと竜の融和の時代の建造物の証ともいえる、あの丸い門を作ったのか・・・」

「わからない・・・何故なの?ゼーメル家は何であの門を開けられるの?なぜ作ったっていうの?」

「こう考えると辻褄があうの・・・。ねぇ、カレンちゃん。あれと同じような門と一緒に住居が造られているタイプの遺跡に、今もそのままに住みついているのは・・・なんだと思う?あの時代の住居型の遺跡という遺跡ほぼ全部にだよ?」

「え・・・それって・・・まさか」

「竜人よ」

「そんな・・・言ってる意味がわからないよ・・・遺跡と竜人、そしてあの門にどういう関係があるの?」

「あの遺跡郡には必ず竜人が住み着いているの。竜人の住処だったということだと思う。そしてあの門は竜人ならその魔力で開けられたのよ。竜の力を手に入れた4代名家の全てが、その秘密を後世に伝えず闇に葬ったなんていう保証があるというの?一般市民の目の行き届かない領域において、防御に適したその術を使わない理由がないと思わない?」

「ま・・・待って、それは少し考えすぎだよ・・・あの遺跡に住み着いてる竜人たちだって、人のときの記憶が懐かしくてあの遺跡に住み着いているだけかもしれないじゃない。竜人が住み着いてるからって、竜人の家だったっていうのは飛躍しすぎだよ・・・」

「懐かしむ?おかしいのはカレンちゃんのほうだよ・・・いい?1000年前の人の裏切りによって、天竜ラタトスクの目を奪い食らったことで、竜の因子が体内に入り竜の血を飲むことで初めて竜人になってしまうんだよね。そしてその子孫まで竜の因子は残り続けて行く。そう1000年経った今、イシュガルド民のほとんどが竜人化する可能性を秘めているといってもいいかもしれない。だとしたら、あの竜人たちが懐かしむ故郷はあの住居じゃないの。イシュガルドのはずでしょう?人と竜の融和の時代の建造物に住んでた人々は、4大名家の子孫じゃないのだからそもそも竜人化するわけがないの・・・あの遺跡を懐かしむ竜人なんて存在しないはずなのよ」

「だったら・・・どうしてあの遺跡に竜人たちばかりいるの?実際にいるんだよ?雲海だけでなく、住処なら他にもいくらでありそうな高地の遺跡にまで・・・。あの竜人たちは自分の意思であそこにいるってこと?故郷でもなんでもないのに、おかしいよ・・・」

「少しづつ見えてきたんじゃない?ホントウノシンジツが・・・。竜人たちがあの遺跡を住処としているのはね、竜人たちにとってあの遺跡が故郷だったから。それだけよ」

「そんなことあるはずない・・・そんな景色見たくないよ・・・」

「1200年前にあったとされるヒトと竜の融和の始まり。この時代の最初から竜人はいたの。いいえ、竜人という存在自体はもっと遠い昔からあったとすら考えられる。邪竜の呪いが始めてじゃないということよ。あの集落で、あの住居で、あの門を使って暮らしていたのは竜人だと思うわ。ヒトと竜そのどちらをも恐れ、相容れずにね。これがわたしにしか見えない景色」

「どうしてなの?ヒトと竜・・・いいえ、聖女シヴァとフレースヴェルグが望んだ平和な時代じゃなかったの?」

「融和という言葉、わたしにはずっと引っかかっていたの。この言葉には二つの意味がある。一つはうちとけて互いに親しくなること。カレンちゃんが見たかった景色よ。でもね、もう一つの意味があるの。それはね・・・とけて交じり合うこと・・・憶測でしかないけど、よく聞いて。聖女シヴァとその一族は自ら竜人となることを選択することでヒトと竜の融和の時代を築こうとした。協力的なフレーズヴェルグの魔力によってね」

「とけて交じり合う・・・そんな・・・そんなこと・・・」

「しかし、これにはヒトも竜も全員一致では賛同できなかった。むしろ迫害に等しい状況だったのかもしれない。ヒトと竜と竜人による歪な関係は200年後に起こるヒトの裏切りによってその時代もろとも終わってしまうけれどね。・・・いいえ、ハルドラス、トールダン、そして12大名家はその歴史を変えるべく行動を起こしたとも取れる。けれど竜人の歴史は今も続いているの。ニーズヘッグの攻撃によって疲弊し投降した人々だけじゃない、聖女シヴァを信奉する一族のその子孫たちは当然のようにその身を捧げ竜人化する、聖女シヴァの最初の願いを今の時代に引き継いでいる、それもまた因子の成せる業というべきなのかもしれない・・・」

「エルルの言っていた意味が良くわかったよ・・・見たい景色ばかりじゃない、悲しみや痛みを乗り越えて、それでもまだ見たいと思えなければホントウノシンジツには辿り着けないんだね・・・」

「うん・・・わたしの見える景色はまだ到底ホントウノシンジツには辿り着けていないと思う。でもね、見たくないものばかりじゃないって、わたしは信じているんだよ、これでも」

「私も信じたいよ・・・こんなのエルルのよだれまみれの妄想だって・・・」

「さぁ、今日はもうこのへんにしようか。少し怖い話になってしまったけど、まだ研究は途中だからね。次回は気分を変えて浮島のお話なんてどう?あ、高地ドラヴァニアは全然関係なくなっちゃうけどね・・・」

「浮島かぁ!そうだね、少し気分を変えて素敵な景色をみたいなぁ・・・それに、観光スポットを忘れてる気が・・・」

「うんうん。明日こそ今の時代でも見ごたえのある風景を見せれたらなぁと思ってるの。楽しみにしててね。待ち合わせは白亜の塔にしようか。BGMがちょっと引きずっちゃうけど・・・綺麗だからいいよね?Mobいないし」

「うん、わかった!今日のメモまとめるの大変だよ・・・でもこれ記事にしちゃっていいのかなぁ・・・」

「出来ればまだ記事にはして欲しくないなぁ・・・その研究にはイケメンが掛かってるんだから」

つづく
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