Character

Character

  • 0

【冒険者リシェスの旅日記 6】~幻想略奪・彷徨える炎~

Public
基本はスリプルを活用できるなら活用し、ファイアとアストラルファイアを切らさないでスタックし、魔力が枯渇しそうになったら、トランスやブリザドでアンブラルブリザードに一時的に切り替え、やむなく範囲を避けるときはコラプスを使う。呪術士の基本は、自己のMPとバフにより戦術を切り替え、戦闘中は敵視と撃ち過ぎに気を配りつつ、魔法攻撃は止めないこと!攻撃こそ最大の防御だ!

(しかし、こいつら、やけにバランスよくPTを編成してる。…このやり方、やはり冒険者なのか?)

いい感じでフェイフから、ケアルや控えめなリポーズ、寄られたときのアクアオーラが飛んでくる。一人一人撃破していくと、リーダーの巴術士は今更なミアズラをフェイフに放った。…平気だ、後は任せて!僕は目配せをした。フェイフは最後にクルセードスタンスからのストンラを、僕はとどめのとっておきのファイアをリーダーに撃ち込んだ。…コンプリート!

だが、僕は1人目を倒したときから気づいていた。こいつら、越える力を持っていないんだ。…死んでる。呪術師生活も長いから、罪悪感など一切ないけど。…ウルダハの人間には、死なんてありふれすぎて、見るのもめんどっちぃだけだ。

一通り、奴(やつ)らの死体を観察したフェイフは、1本の瓶を投げてきた。受け取る僕。青い装飾的な瓶。
「飲まないでね?高価なエーテルじゃないわよ。…冒険者が大枚はたいても欲しがる究極の秘薬、『幻想薬』よ」
それは奴らの所持品からあふれていたのだ。…おぞましい数。
「木箱いっぱいはあるじゃないか…」
「…そうね。海の彼方(かなた)からきた闇の業者ってところかしら。ウルダハ、3国自体がエオルゼアの闇そのものだけれどね」
フェイフはまた俯(うつむ)いて悲しそうな顔。
「…幻想薬は、今は、使用の有無を問わず、条件を満たした冒険者にひとつだけ下賜されることでしか入手できない…まさに秘薬と呼ぶにふさわしいもの。きっと、信じられない数の冒険者を、狩ったんでしょうね」
「ゾンビパウダーよりもか」
「あら。永久に湧きあがる腐肉なんかより、何度も…」
フェイフは何かを言うのを躊躇(ためら)い、やめてしまう。
「今日の君、おかしいよ。どうしたの。まさか、今になって敵の死を悼むとか言わないよね」
「…ふふ。こんな屑石(くずいし)以下、悼みはしないけれど…」
はっきり言わない彼女を見ているとむずむずする。
「…死体は片づけない方がいいでしょうね。少し仲間内に晒(さら)してあげないと、また冒険者は簡単に狩れるんだと思い違いをされるわ」
「仲間がいる…のか、やっぱり」
「商人の都ウルダハで、こんなに貴重な商品を、梱包(こんぽう)もせず持ち歩く、頭の悪い奴らなのよ?能のないのは数がいないと仕事ができないに決まっているでしょう?」
僕は、散らばった幻想薬が気になった。フェイフが釘(くぎ)をさす。
「あなたは手を出さないで。私から不滅隊に届け出るわ」
「う、うん…」

しかし、その翌日から、フェイフは姿を消した。リンクシェルも、手紙も、返答が来なくなったのだ。

彼女のパーティーメンバーだった冒険者に問いただすと、「しばらく頭を冷やしたいの。今の私は、劫火(ごうか)のように、冷静な考えを失っているから」とだけ言い残したのだという。

フェイフ…。もしかして、1人で…?

(BGM「Tenacity / 不屈の闘志」「彷徨の炎 / Wandering(FF10)」)
Comments (0)
Post a Comment

Community Wall

Recent Activity

Filter which items are to be displayed below.
* Notifications for standings updates are shared across all Worlds.
* Notifications for PvP team formations are shared for all languages.
* Notifications for free company formations are shared for all languages.

Sort by
Data Center / Home World
Primary language
Displaying