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紅蓮のリベレーター【第16章】戦雲迫る大地 3-1:新たなる進軍

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無傷での解放――それは、想定外の出来事だった。

帝国軍は消極的な動きを見せ、街に戦火の跡はない。

それが奇跡であることを理解しつつも、その静けさはどこか不気味だった。

アラギリはかつて「ギラバニアいちの宿場街」として賑わい、商人や旅人が行き交う場所だった。

帝国の支配下にあっても、街は歓楽街として姿を変え、必死にその形を保ってきたという。

それでも、人々の心には取り戻せないものがあり、解放された今も複雑な想いが交錯する。

失われた20年――しかし、それを嘆くだけで終わる人々ではない。

「これから」がある限り、未来を築くことができるのだと信じている。

そんな彼らの声を聞きながら、私たちは解放軍の軍議へと向かった。

「次なる目標は『スペキュラ・インペラトリス』の攻略だ」

ラウバーンの言葉により、作戦が具体化していく。

スペキュラを越えた先には、大口径カノン砲を備える帝国基地「カストルム・アバニア」が存在する。

進軍の遅れは、致命的な砲撃を招く――つまり、迅速な行動が必要だった。

リセは思わず前へ出る。

「アタシも、解放軍のみんなと一緒に戦いたい!」

その瞳には、迷いのない決意が宿っていた。

アラミゴ人として、この戦いに向き合いたいという強い意志――それを誰もが感じ取ったのだろう。

「……ならば私も同行しよう」アルフィノがそう告げると、アリゼーは小さくため息をついて微笑む。

「わかったわ。私は後方支援に回るから、しっかりやりなさいよ。」

それぞれが自分にできることを全うするため、歩みを進める。

道は険しいが、その先には必ず希望がある――導きの星が照らす未来へと。
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